2012年11月22日木曜日

ラボカフェ&ミュージックカフェスペシャル!

先日、ここアートエリアB1にてスペシャルイベントが行われました。その名も、ラボカフェ&ミュージックカフェ スペシャル
毎月日本センチュリー交響楽団のメンバーを迎えて行っているミュージックカフェと、おなじみラボカフェ、そして現在開催中の鉄道芸術祭を組み合わせたスペシャルイベントとなりました。

まず、第一部はコンサート。今回は日本センチュリー交響楽団さんより弦楽五重奏のクインテットをお迎えして、ボッケリーニの弦楽五重奏曲や、ドヴォルザークの弦楽五重奏曲などをお届けしました。



ご覧の通り、満員のお客さま!たくさんの方に楽しんで頂けたようです、有り難うございました。

そして、そのあとは鉄芸トークシリーズと題して、トークイベントを行いました。

この日お越しくださったゲストは、音楽学者の伊東信宏さん、日本センチュリー交響楽団ステージマネージャーの山口明洋さん、そしてやなぎみわさん。鉄道とクラシック音楽は、一見なんの関わりもなさそうに思えるのですが、実はそんなことはありません。そのような鉄道と音楽にまつわる様々なお話しを伺いました。


まずは、「鉄道音楽」というジャンルのお話。これは、只単に鉄道にまつわる音のことを呼ぶのではなく、名だたる作曲家たちが、オーケストラを用いて、機関車や機関車にまつわる物語を描写したもの。 その鉄道音楽の数々をご紹介していただきました。




そこから話は、先日こちらで開催した維新派によるパフォーマンス「構成231」へ。この構成231で使用している楽曲は、オネゲルが作曲した「パシフィック231」というもの。この231というのは、機関車の車軸配置のことなのですが、先軸、動輪、後軸の軸数が順に2-3-1の数となっているもののことをこう呼ぶのです。そして、ここでなんとレアなお話しが。実は、皆さんよくご存知の機関車トーマスにも、231の配置を持つ機関車が登場しているのです。なんだかご存知ですか?実は、ゴードン!あの豪快で元気、でもいざとなったら優しいゴードンは、このパシフィック231を作る際にモチーフとなった機関車と同じ系統だったんですね。このラボカフェならではのお話でした。

また、写真はお見せできませんが、1949年にフランスの映画作家ジャン・ミトリがこの曲に基づいて制作した短編映画『パシフィック231』も紹介してくださり、皆さんで鑑賞。機関車が走る様子だけを淡々と映している映画なのですが、そのシンプルなかっこよさにみなさん見とれていらっしゃいました。

ちなみに、このミュージックカフェは来月も行われます。日時は、12月21日金曜日、15:30〜。金管奏者の皆様をお迎えして、クリスマスソングをお送り致します。こちらもぜひご覧くださいね。


ますます寒くなってきたこの頃ですが、鉄道芸術祭は半分を折り返し、これからますますイベントが充実して参ります。ぜひブログやフェイスブックをチェックして、鉄道芸術祭へお越しください!

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