2012年10月31日水曜日

貸切電車公演:プリペアド・トレイン 詳細決定!


鉄道芸術祭のイベントの中でも、アートエリアB1を飛び出して行われるイベントとして、京阪電車を貸し切って行われる電車公演『プリペアド・トレイン「失われた沈黙を求めて」ー音を巡る。ケージ音楽小旅行ー』が開催されます。本日はその公演の詳細が決定しましたので、お伝えします!

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美術作家のやなぎみわを芸術監督に迎えたアートエリアB1「鉄道芸術祭vol.2」では、京阪電車の貸切電車内を会場に、作曲家ジョン・ケージの生誕100周年を記念した特別プログラムを開催します。ジョン・ケージは、演奏者が1音も発しない『4分33秒』など、偶然性や不確定性を主題とした音楽で前衛芸術全体に大きな影響を与えた作曲家です。本公演では、ジョン・ケージが1978年にイタリアで実施した伝説的な鉄道音楽イベント『失われた沈黙を求めて(プリペアド・トレイン)』へのオマージュとなるライブパフォーマンスを展開致します。

プログラムディレクターとして、“音楽”とは異なるサウンドによる表現の研究を行う、吹田哲二郎を迎え、ゲストに、《声》を機軸にテクノロジーと音楽の今日的問題を探求するフォルマント兄弟、“音”が持つ様々な側面から発想した作品の制作や演奏を行うニシジマ・アツシ、アイリッシュ・フィドル奏者の功刀丈弘、コントラバス奏者の古味寛康、声による表現活動を展開する北村千絵、江戸浄瑠璃の演奏活動とともに和楽アーティストとしても活躍する重森三果、その他、コンテンポラリーダンサーたちを迎えます。車内で起こる様々な出来事や音楽、さらに電車の走行音など車内に響く多様な“音”へと耳を傾け、参加者がそれぞれの音楽を楽しむ小旅行をぜひお楽しみください。


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プリペアド・トレイン「失われた沈黙を求めて」
           ー音を巡る。ケージ音楽小旅行ー

日時:12月2日(日)14:00~15:45(受付 13:00~13:30)
   中之島駅14:00発〜樟葉駅(折り返し)〜なにわ橋駅15:45着
会場:京阪電車貸切電車車内[車内パフォーマンス]
受付場所:京阪電車中之島線「中之島駅」
料金:前売2,000円/当日2,500円
定員:120名(要事前申込・先着順)

出演者:吹田哲二郎(サウンドデザイナー)
    フォルマント兄弟(作曲・思索ユニット)
    ニシジマ・アツシ(サウンドアーティスト)
    功刀丈弘(アイリッシュ・フィドル奏者)
    古味寛康(コントラバス奏者)
    北村千絵(ヴォイス)
    重森三果(和楽アーティスト)
    

お申し込みは、メールまたは電話にて、

[参加者氏名、参加人数、当日連絡が取れる連絡先]をお知らせください。
定員に達し次第、申込を終了致します。

お申し込み先:アートエリアB1
       E-mail : b1.tetsugei@gmail.com
       TEL : 06-6226-4006(12:00~19:00)
       ※ 月曜(祝日の場合は翌日)休館


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冬が始まった頃の日曜日、それぞれの音楽を楽しむ小旅行にぜひ行ってみませんか?皆様のご参加をお待ちしております。

ラボカフェ in 鉄道芸術祭!

アートエリアB1で定期的に行われているプログラムとして、
「ラボカフェ」というものがあります。
哲学、アート、サイエンス、減災、医療など、多岐に渡るテーマに基づいて、
対話、レクチャーなど様々な形式で語り合うプログラムなのですが、
10月からは、こちらも鉄道芸術祭仕様でお送りしています。

いつもはソファのスペースを使って行われるものも、
せっかくなので!ということで、舞台のコンコースをフル活用!

例えば、10月17日に行われた哲学カフェ「みんなのてつがく」では、
このようにコンコースの上でカフェを開催!


外からフェンス越しにみると、ほんとに駅の中で会議してるみたいですよね。


また、23日に行われたダンスワークショップ「踊りにおいでよ!」では、
下の写真のように、線路の中を歩き回ったり、舞台の上で踊ったり。


 
そしてさらには、線路の下にも入ってみちゃう!


このように、舞台の下に入ってみて、上で踊っている音を聞く、、
なんて、本物の駅では絶対無理なことですよね!
みなさんとても楽しそうに駅の劇場を使っていらっしゃいました!



また、今回はパフォーマンスをご覧頂くための観客席も準備していますので、
そちらを使ったラボカフェも開催しています。

例えば24日の学生プレゼンテーション「阪大生による企画提案〜中之島×アート〜」
では、プロジェクターに資料をうつしながら、学生の方が特色のあるプランを
提案してくださっていました!















きちんとした観客席がしつらえられていることで、
学生の方にもとても緊張感のある、いいプレゼンをしていただけました!

最後はこちら、27日に行われたデザインカフェ
「ファッションの新しいあり方について」。
こちらも、観客席を使って行われました。














また、京都造形芸術大学ファッションデザインコースの方による、
手作りのファッション雑誌も販売。
ひとつひとつ丁寧に制作されていて、とてもステキでしたよ!














そんなラボカフェは、11月も様々なプログラムを予定しています。
詳しくはホームページでご確認のうえ、ぜひお越しくださいね!

(スタッフ)

2012年10月28日日曜日

駅っぽくなってきました!

「駅の劇場」がオープンしてまもなく半月。
たくさんのお客さまにご来場頂いております、有り難うございます!

鉄道芸術祭を目的に来て頂く方ももちろんいらっしゃるんですが、
偶然通りかかった方も、「なにこの線路!」と驚いて寄っていってくださります。

今日は朝一番に、スーツの似合う素敵な男性の方にご来場いただきました。



どうですか?もう、本当の駅みたいに見えますよね!

このように、来場者の方も巻き込んでできていくのが今回の作品。
ぜひ、みなさんのご来場もお待ちしております!

(B1スタッフ)

2012年10月16日火曜日

オープニングトークを行いました

無事にお披露目の日を迎えることができた「駅の劇場」。
先日のオープニングトークでは、メインアーティストのやなぎみわさんの他にも、
参加アーティストのあごうさとしさん、吹田哲二郎さん、
フォルマント兄弟のさん、維新派の松本雄吉さんも
駆けつけてくださり、「駅の劇場」で展開される公演について、
各アーティストからご紹介していただきました。





本展の注目はなんといっても多彩な公演やトークプログラムですが、
イベント開催時以外は、各アーティストの作品映像をご覧いただけるとともに、
「駅の劇場」の舞台に上がったり線路を歩いていただくことができます。

様々な人が出発し、到着し、あるいは通り過ぎて行く「駅」。
数々の物語が生み出されている事は間違いなく、
もともと劇場のような雰囲気を持っているのかもしれません。
そしてここに誕生した「駅」と「劇場」という空間にもまた、
同じことが言えるかもしれないですね。

あなたも作品の一部になりに、ぜひ訪れてみてください。
お待ちしております。

(スタッフ)

2012年10月13日土曜日

本日「駅の劇場」オープンです!

さて、先週からお伝えしている鉄道芸術vol.2「駅の劇場」ですが、本日オープン致しました!
お昼から様々な方にご来場頂いております。有り難うございます。

その劇場の様子はこちら!ジャーン!


 

どうでしょう?
ギャラリー空間の中に、プラットホームと線路の劇場ができあがりました!
照明の効果もあって、本物の駅のような空間になっています。

線路では、子どもたちもおおはしゃぎ。


普段は線路で遊ぶことなんてできないですもんね。



展示としては、出演アーティストの方の作品映像をご覧頂けますのと、
今後はこの舞台で様々なパフォーマンスやワークショップが行われていきます。
どのように変化していくか、スタッフも予想できないので楽しみです!

また、本日はオープニングトークも行われます。
入場無料ですので、どなたでもご参加いただけます。
19時から、ぜひお待ちしております!


(スタッフ)

2012年10月11日木曜日

ワークショップ顔合わせレポートとオープニングトークのお知らせ

先日、「駅の劇場」展の一つ、やなぎみわさんによる「案内嬢プロジェクト」のワークショップ第1回顔合わせが行われました。


 今回は参加者の自己紹介や、やなぎさんによるプロジェクトの説明などがありました。
多数の応募者の中から選ばれた10人の方々。
長期ワークショップを経た、彼女達がどのような案内嬢に変身するのか楽しみですね!
このワークショッププロジェクトを含む「駅の劇場」展は、10月13日(土)から開催されます。


さて、ここで一つお知らせです。
本展覧会初日、本展芸術監督やなぎみわさんによるオープニングトークが開催されます。

 【日時】10月13日(土) 19:00〜21:00  (開場 18:30)
【定員】50名 (参加無料・申込不要・先着順)
【会場】京阪電車なにわ橋駅 アートエリアB1
【ゲストアーティスト】やなぎみわ(美術作家)
  進行:木ノ下智恵子(アートエリアB1運営委員)

「駅の劇場」創作のプロセスや今後の展望、また「案内嬢プロジェクト」の展開や会期中の公演についてお伺いします。
また、本展に出展される、あごうさとしさん(劇作家・演出家)、吹田哲二郎さん(サウンドデザイナー)、佐近田展康さん(フォルマント兄弟)、松本雄吉さん(維新派)も出席予定です。

申込不要ですので、是非気軽にお越しください。

(B1 スタッフ)

2012年10月3日水曜日

B1にプラットホームが出現!

鉄道芸術祭vol.2「駅の劇場」のオープニングまで、あと10日となりました!
そろそろアートエリアB1の会場も鉄道芸術祭仕様に変わっていきます。

今までもさまざまな姿に変身してきた当スペース。
今回はどのように形を変えるのか、
毎回楽しみにしていただいてる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

そこで今日は、その変わっていく過程を特別にお見せしたいと思います!

まずはこちら。
この男の人が6人がかりで運び込んでいるものはなんでしょう?


実はこれ、実際に使われていた事もある電車のレールなんです。
なんと、重さは1本で約200kg!
これを階段で一つずつ運びます。プロの方はすごい!

このレールたちが、どんどん運び込まれて、枕木の上にしかれていきます。




最初はなにやらわからなかったものも、どんどん形を見せてきてくれますね。

そうしてできあがったのがこちら!



そうです!プラットホームができあがりました!
今回のタイトルはそう、「駅の劇場」。
まさに駅がこのスペースの中に誕生してしまいました!
実際に使っていた線路ということもあって、重厚感もたっぷり。
まさにリアルなプラットホームの完成です。

まだまだできたてほやほやのプラットホーム。
オープニングを迎える頃には、もっと駅らしくなってお迎えいたします!
ここでどのような劇場が繰り広げられていくのか、今から楽しみですね。

(B1スタッフ)