2012年11月16日金曜日

維新派パフォーマンス「構成231」

鉄道芸術祭vol.2「駅の劇場」が始まって一ヶ月と少しが経ち、折り返し地点の少しの前。なにわ橋駅の中に出現したもう一つのコンコースも、少しは見慣れたものとなってきたのではないでしょうか。

そのタイミングで、ついに駅の劇場のプラットホーム型の舞台を使って行われる演劇公演が始まりました。本日その先頭をきる形で行われたのが、維新派によるパフォーマンス「構成231」です。

1931年、村山知義演出のもと日比谷公会堂にて上演された舞台「構成231」。音楽に蒸気機関車のドラフト音を功名に描写したアルテュール・オネゲル作曲「パシフィック231」を用いて、それまで日舞を踊っていた少女たちが一斉に工場の菜っ葉服を着てダイナミックな群踊を踊った舞台は、当時の観客の度肝を抜きました。その公演を、独特の発語、踊り、音楽で世界に類を見ない舞台を展開する維新派が独自の「構成231」として再構成し、今回発表していただきました。

その様子がこちら。

 

 



どうですか?役者の方の配置、照明の具合など、この細長いコンコース型の舞台の特性がいかんなく発揮されたプログラムとなっており、さすが維新派、としか言いようが無い舞台となりました。


さて、そのようにしてまた新たな幕を開けた「駅の劇場」。次の公演はフォルマント兄弟によるライブ&パフォーマンスです!
フォルマント兄弟とは、三輪眞弘(兄)と佐近田展康(弟)という父親違いの異母兄弟によって2000年に結成された作曲・思索のユニット。テクノロジーと芸術の今日的問題を《声》を機軸にしながら哲学的、美学的、音楽的、技術的に探求し、21世紀の《歌》を機械に歌わせることを目指すアーティストです。
ちなみに、お兄さんの三輪さんは今東京で開催されているフェスティバル/トーキョーで上演中の、エルフリーデ・イェリネク作の「光のない。」において音楽監督を担当されていらっしゃり、まさに国際的なアーティストなんです。

  詳しくはこちら→ http://festival-tokyo.jp/program/12/kein_licht/


そんなフォルマント兄弟による新作パフォーマンスがここ、アートエリアB1にて行われるのです!新作とあっては見逃せないですよね。その作品の構想はこちら!

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フォルマント兄弟パフォーマンス&トークイベント

1.メディアアート・パフォーマンス「フォルマント兄弟の《声と鉄道》」
(制作・プログラミング・出演:フォルマント兄弟)


21 世紀の《歌》を機械に歌わせることを目指すフォルマント兄弟(三輪眞弘+佐近田展康)が、鉄道芸術祭vol. 2「駅の劇場」のために制作した新作メディアアート・パフォーマンス。中世の時計から近代の鉄道へと進む「機械」の存在史をたどりながら、なぜ兄弟が 「声」にこだわり「機械」をくぐり抜けるのか、現代のデジタル映像・音響テクノロジーを駆使しつつ兄弟自身がメディアの亡霊となって旅の道案内をします。

2.人工音声コンサート「夢のワルツ(大阪編)」
(MIDIアコーディオン:長坂憲道、作詞・作曲・演奏:フォルマント兄弟)

 

アコーディオンで人工音声を演奏する!前人未踏のフロ ンティアを疾走するフォルマント兄弟が「兄弟式日本語 ボタン音素変換標準規格」により作曲した甘く切ないニュータイプ演歌「夢のワルツ」。関西初演に際して「大阪編」と銘打ち、新たな歌詞を書き下ろしました。


また、パフォーマンス上演後には前川修さん(神戸大学人文学研究科准教授)、やなぎみわさん(美術作家)をゲストに迎えたトークイベントも開催。鉄道がもたらしたパノラマ的知覚について、お話しをお伺いします。


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という、新作と関西初演という豪華な2本立て、そしてトークという盛りだくさんのプログラムとなっております。
最初の公演を終え、ますますパワーアップしていく駅の劇場!ぜひお楽しみください。


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フォルマント兄弟パフォーマンス&トークイベント

日時:11月25日(日)14:00開演(13:30開場/13:00~受付)

料金:1,500円(前売・当日とも)

定員:80名(要事前申込・先着順)

パフォーマンス:フォルマント兄弟(作曲・思索ユニット)、長坂憲道(アコーディオン奏者)

〈お申し込み方法〉
メールまたは電話にて[希望公演名、希望日時、参加者氏名、参加人数、当日連絡が取れる連絡先]をお知らせください。
お申し込み・お問い合わせ先:アートエリアB1
E-mail:b1.tetsugei★gmail.com(★=@)※件名にご希望の公演タイトルをご明記ください
TEL:06-6226-4006(12:00~19:00)※月曜(祝日の場合は翌日)休館

※各公演とも定員に達し次第申し込みを終了いたします。
※内容は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※当館は駅コンコースにあるオープンスペースとなっております。
通常の劇場公演とは異なり、上演中、駅通路を通行される方の話し声や、駅アナウンスが聞こえる場合がございます。
あらかじめご了承いただきますようお願いいたします。



2012年11月13日火曜日

フォルマント兄弟 新作パフォーマンス!

こんにちは。

気付けば11月も半ばになりました。
3日後に開催される、維新派さんのパフォーマンス公演を皮切りに
鉄道芸術祭は上演ラッシュに入ります!
お見逃しなく!


さて、今回は11月25日(日)にパフォーマンスを開催するフォルマント兄弟さんから、
新作の構想に関するメールが届きました!

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〈新作の構想発表!〉
 

1.メディアアート・パフォーマンス「フォルマント兄弟の《声と鉄道》」
(制作・プログラミング・出演:フォルマント兄弟)
 21世紀の《歌》を機械に歌わせることを目指すフォルマ ント兄弟(三輪眞弘+佐近田展康)が、鉄道芸術祭vol. 2「駅の劇場」のために制作した新作メディアアート・パフォーマンス。中世の時計から近代の鉄道へと進む「機械」の存在史をたどりながら、なぜ兄弟が「声」にこだわり「機械」をくぐり抜けるのか、現代のデジタル映像・音響テクノロジーを駆使しつつ兄弟自身がメディアの亡霊となって旅の道案内をします。
 

2.人工音声コンサート「夢のワルツ(大阪編)」
(MIDIアコーディオン:長坂憲道、作詞・作曲・演奏:フォルマント兄弟)
アコーディオンで人工音声を演奏する!前人未踏のフロ ンティアを疾走するフォルマント兄弟が「兄弟式日本語 ボタン音素変換標準規格」により作曲した甘く切ないニュータイプ演歌「夢のワルツ」。関西初演に際して「大阪編」と銘打ち、新たな歌詞を書き下ろしました。


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どんなパフォーマンスになるかワクワクしますね!
そんなフォルマント兄弟さんのパフォーマンスの概要はこちら。

日時:11月25日(日)14:00開演(13:30開場/13:00~受付)

料金:1,500円(前売・当日とも)

定員:80名(要事前申込・先着順)

パフォーマンス:フォルマント兄弟(作曲・思索ユニット)、長坂憲道(アコーディオン奏者)

また、パフォーマンス上演後には前川修さん(神戸大学人文学研究科准教授)、やなぎみわさん(美術作家)をゲストに迎えたトークイベントも開催。鉄道がもたらしたパノラマ的知覚について、お話しをお伺いします。
(トークイベントのみのご参加はできませんので、ご希望の方はパフォーマンスの観覧チケットをお申し込みください)

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

(B1 スタッフ)

 //////////イベント参加申込について//////////////

〈お申し込み方法〉
メールまたは電話にて[希望公演名、希望日時、参加者氏名、参加人数、当日連絡が取れる連絡先]をお知らせください。
お申し込み・お問い合わせ先:アートエリアB1
E-mail:b1.tetsugei★gmail.com(★=@)※件名にご希望の公演タイトルをご明記ください
TEL:06-6226-4006(12:00~19:00)※月曜(祝日の場合は翌日)休館
※各公演とも定員に達し次第申し込みを終了いたします。
※内容は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※当館は駅コンコースにあるオープンスペースとなっております。
通常の劇場公演とは異なり、上演中、駅通路を通行される方の話し声や、駅アナウンスが聞こえる場合がございます。
あらかじめご了承いただきますようお願いいたします。

2012年11月11日日曜日

案内嬢育成ワークショップ/講談師 旭堂南湖

鉄道芸術祭vol.2のメインアーティストである、やなぎみわさん。国際的にも高い評価を受けている写真作品「案内嬢シリーズ」をもとにした新たな取り組み「案内嬢プロジェクト」が、この鉄道芸術祭で始動しています。昨年から今年にかけて制作された演劇作品「1924」3部作においても、重要な役割を担った案内嬢を、長い期間をかけて育成しようという長期ワークショップが、この案内嬢プロジェクト。鉄道芸術祭会場内での実践を経て、やなぎみわ演劇作品「PANORAMA・大阪版」へ出演します。

このプロジェクトでは、育成のために様々な種類のワークショップを行っていきます。これまでに、アナウンサーの方をお迎えしたり、ボイストレーナーの方のレッスンを受けたりなど、実践的に"案内嬢"になるための稽古を積まれてきました。


そして、先日から講談師である旭堂南湖さんをお迎えしてのワークショップが始まりました。


旭堂南湖さんは、滋賀県甲賀郡甲南町(現在の甲賀市)出身の講談師。大阪芸術大学大学院を修了されて、三代目旭堂南陵に入門。上方講談協会に所属して活動をされており、2010年には文化庁芸術祭新人賞も受賞されていらっしゃいます。

そんな南湖さんに講談を教えてもらう、10名の案内嬢の皆さん。2回目だった昨日は、1回目に出された課題(指定された文章を暗記し、読み上げる)それぞれに発表していきました。




講談独特の抑揚をつけて、決められた文章を読んでいくのですが、やはりそこにも皆さんそれぞれの個性が出ています。関西弁で読んでみる方、セリフの部分だけ声色を変えてみる方などなど。聞いていてその色の多様さに驚きます。そんな皆さんが一番苦戦されていたのが、声の大きさ。南湖さんの講釈を聞いていると、本当に聴き取りやすい、話に入っていきやすい声でお話しを読み上げていかれるのですが、しかし案内嬢の皆さんにとっては、いつもと違う口調でお腹の底から声を出しつづけるのはかなり難しいこと。かなり大きな声を出していらっしゃる方にも「はい、その倍は声を出しましょう」とさらっと言われる南湖さん。みなさんくたくたになりながらも、一生懸命、人にものを伝える話し方や魅せ方を学んでいらっしゃいました。

そんな案内嬢の方たちは、やなぎみわさんのPANORAMA公演でご覧いただける予定となっています。これからますます稽古を重ねていかれる皆さんが、どんな案内嬢になっていくのか、案内嬢ファンとしてとても楽しみです。



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【案内嬢プロジェクト長期ワークショップ】

 

「案内嬢プロジェクト」では、やなぎみわの作品もチーフである案内嬢を育成する長期ワークショップを開催します。講談師やボイストレーナー、ア ナウンサー等、話芸の専門家による実践講座を実施予定。鉄道芸術祭会場内での実践を経て、12月に上演されるやなぎみわ演劇作品に出演します。

 ※長期ワークショップの受付は終了しました

〈活動内容〉
育成ワークショップや実践講座/「駅の劇場」会場案内/近隣の近代建築等の街並を舞台にした映像撮影・公開等/やなぎみわ作・演出「PANORAMA」(仮)への出演



【やなぎみわ演劇公演「PANORAMA・大阪版」(仮)】

 

明治から昭和の初めに実在したテーマパーク・パノラマ館。そこでは広い壁面に戦場の風景が描かれ、弁士たちによって勇敢な兵士の物語が語られました。実在したパノラマ館を一部再現しながら、戦争と大衆の欲望の関わりに光をあてます。また、本公演では、やなぎみわの作品モチーフである人が演じる「案内嬢」と、大阪大学基礎工学研究科石黒研究室が開発した「ジェミノイドF」が初の共演を試みます。

日時:12月23日(日)13:00開演/17:00開演
   12月24日(月・祝)13:00開演/17:00開演
   (各公演とも開演15分前開場/開演30分前~受付)
料金:前売3,000円/当日3,500円
定員:各回80名(要事前申込・先着順)
作・演出:やなぎみわ
出演:山本麻貴、アンドロイド「ジェミノイド」、野田まどか、「ジェミノイド」、
   「案内嬢プロジェクト」参加メンバー
テクニカルアドバイザー:石黒浩(大阪大学基礎工学研究科&ATR石黒浩特別研究室)
アンドロイドのディレクター:小川公平(大阪大学基礎工学研究科)
共催:大阪大学基礎工学研究科石黒研究室

〈お申し込み方法〉
メールまたは電話にて[希望公演名、希望日時、参加者氏名、参加人数、当日連絡が取れる連絡先]をお知らせください。
お申し込み・お問い合わせ先:アートエリアB1
E-mail:b1.tetsugei★gmail.com(★=@)※件名にご希望の公演タイトルをご明記ください
TEL:06-6226-4006(12:00~19:00)※月曜(祝日の場合は翌日)休館


2012年11月7日水曜日

鉄芸トークシリーズ2/日本とドイツにおける「演劇と政治」

先日もお伝えした、ラボカフェスペシャル&鉄芸トークシリーズ。昨日11月6日に第二弾を行いました。今回は、メインアーティストであるやなぎみわさんとの対談相手として、ドイツ現代演劇を研究する市川明氏と、「駅の劇場」にも参加する劇作・演出家のあごうさとしさんをお迎えし、演劇とはなにか、また演劇と政治の関係性はどうあるべきなのかといったお話しを伺いました。





今回ゲストに来て頂いたあごうさとしさんは、昨年からずっと一人芝居を行っていらっしゃいます。”演劇は複製できるのか”をテーマとし、演劇に必要な要素とはなにかを実験しながら作品をつくられています。「極端な話、役者がいればできる」という演劇から、では役者の身体を取り除いたとき、それはどういったものになるのか。それでもお客さんの頭の中に劇場を作り出すことは出来るのか。

そのようなあごうさんの実験的な試みについて、演劇から現代美術の領域へと入っていっていると評されたやなぎさん。美術から演劇の世界に入っていったやなぎさんと、逆に演劇から現代美術の世界へと入ったあごうさん。そんな交差している道を行かれるお二人が、この同じ空間で作品を制作・発表されることに、とてもドキドキしてしまいました。


また、そんな演劇と美術の最先端で実験を行いながら作品をつくられているお二人の試みについて、本当に成功してほしいと語っていらっしゃったのが市川さん。研究されていらっしゃるドイツ演劇の歴史を引き合いに出されながら、演劇や芸術の前衛にいる人が、政治の前衛を引っぱっていくことができるのだということ、そしてお二人がぜひそうなって欲しい、とお話しされていらっしゃいました。

社会情勢、その時々の美術の在り方、絶え間なく変化していく価値観。そういった様々なものを全て束ねていく、総合芸術としての演劇。そしてその演劇自体もどんどん変化し、実験によって新しい形が生まれていきます。そのような作品が今まさにつくられている最中ということで、本当に公演日が楽しみになる様なトークでした。


そんな鉄道芸術祭がますます面白くなるトークシリーズ。次回第3回は、維新派公演の後にアフタートークとして行います。(公演チケットは既に完売となっております、何卒ご了承ください。)

第4回は「鉄道とクラシック音楽」と題して11月20日に開催致します。日本センチュリー交響楽団メンバープレゼンツとして毎月行われている「ミュージックカフェ」。今回はこのアフタートークとして行います。クラシックのコンサートと合わせて、ぜひお楽しみください。


///////////// 次回予告 /////////////////////////////////////

ラボカフェスペシャル&鉄芸トークシリーズ4
「鉄道とクラシック音楽」

日時:11月20日(火)14:00 - 17:00
ゲスト:伊東信宏(音楽学者・大阪大学文学研究科教授)
    やなぎみわ(美術作家・鉄道芸術祭メインアーティスト)
    山口明洋(日本センチュリー交響楽団ステージマネージャー)
カフェマスター:木ノ下智恵子(大阪大学CSCD教員・アートエリアB1運営委員)

※14:00から(第一部)日本センチュリー交響楽団メンバープレゼンツ
 「ミュージックカフェ」弦楽五重奏のミニ・コンサートを開催。

2012年11月2日金曜日

「アヴァンギャルド/異色文化/アジア」

10月31日、ラボカフェスペシャル&鉄芸トークシリーズ 第1弾を開催しました。

会期終了まで8回の開催を予定しているトークシリーズの第1弾は、
ロシアアバンギャルドの演劇を中心に演劇学を研究される大阪大学文学研究科長の永田靖さんと、本展の芸術監督を務めるやなぎみわさんの対談をお送りしました。

やなぎさんのご希望で実現した今回のトーク。
初対面のお二人による、美術から演劇、またロシアから日本を行き来する
お話が次々に展開し、
12/23、24に上演するやなぎさんの演劇公演への期待が膨らむトークになりました。


やなぎさんが生身の人をギャラリーで“展示”した初個展から写真作品のシリーズ、
そして演劇プロジェクトの紹介。
初個展の頃から、常に物語性やパフォーマンス性があり、
初期作から演劇作品まで、やなぎさんの作品の根底にあるものに大きな違いはないですよね、と永田さん。
決められた言葉や行為を繰り返す、ロボットのような人間を表現してきたやなぎさんと、12月の演劇公演で共演する「ジェミノイド」 が出会ったのは、
必然的であったような気もしてしまいます。


京都造形大学の教員でもあるやなぎさん。
ちょうど授業ではチェーホフを扱われているというところから、お話は
19世紀のロシアを代表するチェーホフへ。
チェーホフは、部屋と部屋の継ぎの間や、部屋と庭の間、入りやすく出やすい場所など中間的な場所をよく用いたそう。そのような境界が曖昧な場所を舞台に、滅び行く雰囲気を漂わせながら終わっていくチェーホフ作品を日本人は非常に好んだといいます。


出入り自由の中間領域、まさしくアートエリアB1もそんなスペースですし、
会場のモチーフである“鉄道駅”という空間もそうかもしれません。
人々が目的地へと向かうための中継地点。

そんな駅コンコースという場所に設けられた“鉄道駅”を舞台に
繰り広げられるパフォーマンスや演劇公演が、さらにグッと興味深いものになりました。


さて、次回のラボカフェスペシャル&鉄芸トークシリーズ2は、
ロシアからドイツへと移ります。
 「日本とドイツにおける『演劇と政治』」。
ドイツ現代演劇を研究されている市川明さんと、本展ゲストアーティストのあごうさとしさん、そしてやなぎみわさんを迎えます。

本展で開催される公演をグググッと奥まで楽しめるトークシリーズ。
公演を観覧される方もそうでない方も、ぜひご参加ください。

////////////次回予告//////////////
ラボカフェスペシャル&鉄芸トークシリーズ2
 「日本とドイツにおける『演劇と政治』」

日時:11月6日(火)19:00〜21:00
ゲスト:
市川明(大阪大学文学部教授)
やなぎみわ(美術作家)
あごうさとし(劇作家・演出家)
カフェマスター(進行役):
木ノ下智恵子(大阪大学CSCD教員・アートエリアB1運営委員)

「鉄道芸術祭」のメインアーティストやなぎみわと研究者による対話シリーズ。第2弾は、ブレヒトとハイナー・ミュラーを中心にドイツ現代演劇を研究する市 川明さんと「駅の劇場」にも参加する劇作・演出家あごうさとしさんをゲストに迎え、戯曲と演劇・劇場空間・総合芸術としての演劇など、多岐にわたる視点で 語り合います。


鉄道芸術祭vol.2
やなぎみわプロデュース「駅の劇場」
〜12月24日(月・祝)
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2012年10月31日水曜日

貸切電車公演:プリペアド・トレイン 詳細決定!


鉄道芸術祭のイベントの中でも、アートエリアB1を飛び出して行われるイベントとして、京阪電車を貸し切って行われる電車公演『プリペアド・トレイン「失われた沈黙を求めて」ー音を巡る。ケージ音楽小旅行ー』が開催されます。本日はその公演の詳細が決定しましたので、お伝えします!

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美術作家のやなぎみわを芸術監督に迎えたアートエリアB1「鉄道芸術祭vol.2」では、京阪電車の貸切電車内を会場に、作曲家ジョン・ケージの生誕100周年を記念した特別プログラムを開催します。ジョン・ケージは、演奏者が1音も発しない『4分33秒』など、偶然性や不確定性を主題とした音楽で前衛芸術全体に大きな影響を与えた作曲家です。本公演では、ジョン・ケージが1978年にイタリアで実施した伝説的な鉄道音楽イベント『失われた沈黙を求めて(プリペアド・トレイン)』へのオマージュとなるライブパフォーマンスを展開致します。

プログラムディレクターとして、“音楽”とは異なるサウンドによる表現の研究を行う、吹田哲二郎を迎え、ゲストに、《声》を機軸にテクノロジーと音楽の今日的問題を探求するフォルマント兄弟、“音”が持つ様々な側面から発想した作品の制作や演奏を行うニシジマ・アツシ、アイリッシュ・フィドル奏者の功刀丈弘、コントラバス奏者の古味寛康、声による表現活動を展開する北村千絵、江戸浄瑠璃の演奏活動とともに和楽アーティストとしても活躍する重森三果、その他、コンテンポラリーダンサーたちを迎えます。車内で起こる様々な出来事や音楽、さらに電車の走行音など車内に響く多様な“音”へと耳を傾け、参加者がそれぞれの音楽を楽しむ小旅行をぜひお楽しみください。


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プリペアド・トレイン「失われた沈黙を求めて」
           ー音を巡る。ケージ音楽小旅行ー

日時:12月2日(日)14:00~15:45(受付 13:00~13:30)
   中之島駅14:00発〜樟葉駅(折り返し)〜なにわ橋駅15:45着
会場:京阪電車貸切電車車内[車内パフォーマンス]
受付場所:京阪電車中之島線「中之島駅」
料金:前売2,000円/当日2,500円
定員:120名(要事前申込・先着順)

出演者:吹田哲二郎(サウンドデザイナー)
    フォルマント兄弟(作曲・思索ユニット)
    ニシジマ・アツシ(サウンドアーティスト)
    功刀丈弘(アイリッシュ・フィドル奏者)
    古味寛康(コントラバス奏者)
    北村千絵(ヴォイス)
    重森三果(和楽アーティスト)
    

お申し込みは、メールまたは電話にて、

[参加者氏名、参加人数、当日連絡が取れる連絡先]をお知らせください。
定員に達し次第、申込を終了致します。

お申し込み先:アートエリアB1
       E-mail : b1.tetsugei@gmail.com
       TEL : 06-6226-4006(12:00~19:00)
       ※ 月曜(祝日の場合は翌日)休館


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冬が始まった頃の日曜日、それぞれの音楽を楽しむ小旅行にぜひ行ってみませんか?皆様のご参加をお待ちしております。

ラボカフェ in 鉄道芸術祭!

アートエリアB1で定期的に行われているプログラムとして、
「ラボカフェ」というものがあります。
哲学、アート、サイエンス、減災、医療など、多岐に渡るテーマに基づいて、
対話、レクチャーなど様々な形式で語り合うプログラムなのですが、
10月からは、こちらも鉄道芸術祭仕様でお送りしています。

いつもはソファのスペースを使って行われるものも、
せっかくなので!ということで、舞台のコンコースをフル活用!

例えば、10月17日に行われた哲学カフェ「みんなのてつがく」では、
このようにコンコースの上でカフェを開催!


外からフェンス越しにみると、ほんとに駅の中で会議してるみたいですよね。


また、23日に行われたダンスワークショップ「踊りにおいでよ!」では、
下の写真のように、線路の中を歩き回ったり、舞台の上で踊ったり。


 
そしてさらには、線路の下にも入ってみちゃう!


このように、舞台の下に入ってみて、上で踊っている音を聞く、、
なんて、本物の駅では絶対無理なことですよね!
みなさんとても楽しそうに駅の劇場を使っていらっしゃいました!



また、今回はパフォーマンスをご覧頂くための観客席も準備していますので、
そちらを使ったラボカフェも開催しています。

例えば24日の学生プレゼンテーション「阪大生による企画提案〜中之島×アート〜」
では、プロジェクターに資料をうつしながら、学生の方が特色のあるプランを
提案してくださっていました!















きちんとした観客席がしつらえられていることで、
学生の方にもとても緊張感のある、いいプレゼンをしていただけました!

最後はこちら、27日に行われたデザインカフェ
「ファッションの新しいあり方について」。
こちらも、観客席を使って行われました。














また、京都造形芸術大学ファッションデザインコースの方による、
手作りのファッション雑誌も販売。
ひとつひとつ丁寧に制作されていて、とてもステキでしたよ!














そんなラボカフェは、11月も様々なプログラムを予定しています。
詳しくはホームページでご確認のうえ、ぜひお越しくださいね!

(スタッフ)